空っぽのまま走り続けた「優等生時代」

「いい子だね」
その言葉は、かつての私にとって最高の報酬であり、同時に自分を縛り付ける呪文でもありました。
共働きの両親を助けたい、誰も困らせたくない。
幼いながらにそう感じていた私は、いつの間にか寂しさを飲み込み、周囲の期待に応える「理想の優等生」を演じるようになっていました。
部活動も、進学先も、就職先も。
選ぶ基準はいつも「自分がどうしたいか」ではなく、「誰にどう見られるか」という他人の軸。
周囲の顔色をうかがい、波風を立てないように、正解を探して歩く日々。
しかし、その歩みの先には、暗い落とし穴が待っていました。
社会に出てすぐ。
「これが本当にやりたかった仕事?」
「何のために働いているの?」
「私は、本当は何がしたいの?」
そんな疑問が私の中でグルグルと渦巻き、結局私は答えを見つけることができませんでした。
その結果、私は2度の適応障害を経験。逃げるようにして退職しました。
「社会に馴染めない、ダメな自分」
夜な夜な自分を責め、涙を流し続ける毎日。
一生懸命勉強してきたはずなのに…何が失敗の原因だったのか、このときはまだ知ることもなく、落ち込んだ日々を過ごしていました。
自分を救ってくれた「一本のペン」とグラレコ

自分を見失っていた私を救い出してくれたのは、意外にも一本のペンと、真っ白な紙でした。
それが「グラフィックレコーディング(グラレコ)」との出会いです。
当時は、「会議の議事録」としてのグラレコについて学んだのですが、「グラレコは感情を逃がさないためのもの」という言葉が刺さり、練習として「日々の感情」を記録するようになりました。
言葉にできないモヤモヤ、胸の奥に沈んでいた小さな本音。
それらを、きれいな文章にする必要なく、ただ、簡単なイラストや図、キーワードにして紙に「逃がして」あげる。
感情を可視化(見える化)していく作業を繰り返すうちに、驚くべき変化が起きました。
「ああ、私はこんなことで悲しかったんだ」「本当は、これが嫌だったんだ」
ずっと蓋をしてきた自分の「本音」と、初めて正面から向き合えたのです。
そしてようやく、本音がずっと置き去りにされたまま、「誰かの正解」を求めて走り続けていたことに気づきました。
「もっと早く、自分を見つけてあげたかった」
この経験を通じて、私は確信しました。
「自分を知る力」こそが、人生の荒波から自分を守る、一生モノの武器になるのだと。
小学1年生の息子がこぼした、悲痛な一言
あるとき、私の心に深く突き刺さる出来事が起きました。 当時、小学1年生だった息子が、ポツリとこう漏らしたのです。
「僕、自分の好きなところなんて、ひとつもないよ……」
時が止まったような感覚でした。あんなに可愛らしく、無限の可能性を秘めたわが子が、わずか6歳にして自分を否定している。その姿は、かつて自分を責め続けていた私の姿と重なりました。
「この子には、私のような遠回りをしてほしくない」
「自分を愛する術を、今すぐ手渡してあげたい」
そんな一心で、私は息子と一緒に『いいことノート』を始めました。
1日の終わりに、どんなに小さくてもいいから「今日あったいいこと」を1つだけ書く。
ただそれだけの習慣です。
すると、驚くべき変化が訪れました。
息子は日常の中で、自ら「いいこと」を探すようになったのです。
半年が経つ頃には、「僕、得意なことたくさんあるよ!」と満面の笑みで語るようになりました。
さらに2年目からは、グラレコの要素を取り入れた「感情マーク」を追加しました。
すると、今まで溜め込みがちだった悲しい気持ちや、友達との小さなトラブルも、絵を通じて素直に話してくれるようになったのです。
わが子が自分を好きになり、自分の感情を健やかに吐き出してくれる。
それが親にとって、どれほど嬉しく、どれほど安心することか。
その感動を味わったとき、私の使命が明確になりました。
誕生!5分で心を守る『グラレコ日記テンプレート』



「親として、子どもに何をしてあげられるだろう?」
ママ・パパになると、子どもの幸せを一番に願うようになります。
小さなころは、自分のことたくさん話をしてくれていたのに、大きくなるにつれ、悩みがあってもあまり話をしてくれなくなります。親離れする時期は、必ずやってきます。
いじめや進路の壁など…親の目が行き届かない場所で、子どもが一人で抱え込んでしまわないだろうか。
親にとって、子どもが一人苦しむことは、とても悲しく怖いのです。
だからこそ、私は『グラレコ日記テンプレート』を作りました。
これは、単なる日記ではありません。 1日5分、イラストと文字で感情を書き出す。それだけで、子どもは自分の「心の声」を客観的に見つめる術を学びます。
生きていくには、心の強さが必要です。グラレコ日記を習慣化させることは、「子どもの心の自立をサポート」することに繋がるはずです。
新しい一歩を、一緒に始めませんか?
私はかつて、自分を責め続け、社会から脱落したと感じて絶望していました。 でも、その経験があったからこそ、今、本音を隠してしまう子どもたちに寄り添うことができます。
ハードルはとことん低く。でも、効果は一生モノ。 お子さんが人間関係や将来の壁にぶつかったとき、自分を傷つけるのではなく、自分の頭で考え、自ら解決策を見つけ出せるようになってほしい。
子どもの自立を、「日記」という形で見守る。
お子さんの「自分軸」と「しなやかな心」を育む旅を、私と一緒に始めてみませんか?
かつての私のような苦しみを、未来の子どもたちに引き継がないために。そして、あなたが今日、笑顔でわが子を見守れるように。
あなたの勇気ある一歩を、私は心から応援し、サポートしていきます。



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